暴風雪の時、ストーブやボイラーの排気筒(排気トップ)に、雪が詰まって吸気や排気が出来なくなり、異常燃焼しちゃったり、エラーで止まっちゃったりします。
↑これ、わかりますかね。排気の部分(先端の多少黒くなっている部分)は塞がれてませんが、吸気の部分が雪で塞がれてます。この状態だと空気が入ってこないので不完全燃焼になって、一酸化炭素とか出て危なくなる。たぶん、その前にエラーが出て燃焼は止まるはずです。
吸気の場所はどこかというと、指を指してる隙間。ここから燃焼に必要な空気を取り入れてます。もう一度一枚目の写真を見ると、吸気のところがしっかりと雪で塞がってますね。お客さんは雪は取り除いてあって塞がってないと言ってました。排気側しか見てなかったのです。普通はわかりません。
今回の大雪で一番すごかったお宅。
同じアングルで撮ったのですが、わかりますかね。吸気どころか全部雪で埋まってしまい、排気筒を探すところから始めました。普通に雪かきしてストーブの燃焼を確認して終わりです。今回、のぞえ商事で買ってもらったり、普段からお付き合いのあるところではお金をもらってません。災害だから故障ではないし、排気筒の構造を理解している人もほぼ居ないので、事故にならなくて良かったと思っています。
寝る時は消火、外出時は消火と説明書にも書いています。こういうときに空気が不足して燃え続けることになってしまったら、もしかしたら命の危険もあるのです。