思いや日常

シップリサイクルセミナーを振り返ってみる。

 

先日行われた第8回シップリサイクルセミナーの様子をお届けしたいと思います。

当日は超絶な寒波と吹雪でした。行きたいなーって思っていても、行くのを辞めた人もいるかもしれません。そんなこんなで、当日の様子をお伝えしてみたいと思います。恐らく次回も市民参加型でシップリサイクルの討論会的な催しがあると思います。その時に参加するのかしないのか、参考にしてもらえればと思います。

市民参加のシップリサイクルセミナーの流れ

開場は17:00から。この時すでに飲み物やサンドイッチお菓子などが、円卓に並んでいます。時間がちょうど夕飯時のなので、子供がいる家庭の人が気軽にこられるようにという配慮からです。たくさんの家族連れがくる予定でしたが、おじさんの姿が多かったです。

円卓の奥で行われているのが、解けやすい金属の錫(すず)を使ったキーホルダー作りです。板状のシリコンを好きな図柄に切り取り、板で挟んで錫を流し込み、冷えて固まるのを待って穴を開けリングをつけて完成です。ものづくりを学ぶいい機会だと思います。

解けた錫

18:00からは、室蘭工業大学、清水一道教授が今まで室蘭が携わって来た、シップリサイクルについての説明がありました。厚い鉄を切断する機械を自ら作ったり、発展途上国で危険な状態で働いている子供達の様子や、震災によって打ち上げられた船を解体するために、気仙沼に行って大型漁船を解体した様子もお話しされていました。

18:30過ぎからは、シップリサイクルトークショー。市民と地元中学生が清水教授に質問をして、なかなか熱い質疑応答となりました。この直後眠たくなった我が子を一旦家に帰して、また再入場となり15分程度聞き逃してます。調子に乗ってボクも質問してみました。ですが、清水先生を困らせてしまったようです(笑)

20:00でシップリサイクルセミナーは終了でした。この後また、ものづくりの第二弾としてペットボトルピークというものを作ります。ただペットボトルを輪切りにしてビニールテープを巻いただけのものが、広い会場の端から端まで落ちる事なく飛び交っていました。もちろん会場の中でボクが一番張り切ってやってました。

シップリサイクルセミナーに参加してみて思ったこと

シップリサイクルを実現するだけの環境は室蘭に整っています。シップリサイクルを事業として利益を出すためには、もう少しというか、まだまだ超えなければいけない壁があるように聞こえました。現状でバングラディシュやインドなどにコストで対抗して行く必要があるからです。とても難しい問題です。だからと言って、なんだ出来ねーじゃんとかではなくて、ちゃんと課題と向き合いながら、どうやったら解決するのかという道を探るのも、また大事な決断なんだと思います。そのために市民に理解してもらい、協力をお願いしているわけですから。

企業城下町の室蘭にある大手企業はいつまで残ってくれるのでしょうか?新しいことを生み出して、大きな企業が、これならずっと室蘭に残っていられる状況、もっと言えば大手企業が室蘭から離れられないという状況を作り出すために、シップリサイクルは一つの手段になるとボクは思っています。

これからの未来を市民の手で切り開いて行く事が、どこの街でも必要なんだと思っています。ボクがシップリサイクルを応援するのは正直言って自分の為なのかも。だって、街に人が増えれば、もしかしたら自分の仕事が増えるかもしれないもの。でもさ、それ以上に自分達が関わった事が実現して行く様子を見れるってワクワクしませんか?ボクが市民活動を面白がってやっているのは、そんな理由かもしれません。

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