俺が子供の頃、家からちょっと離れたところに怖いおっさんがやってる駄菓子屋があってさ、当時ペプシの750mlの瓶を持ってくと30円と交換してくれるんだよね。その30円握りしめて、ぶた麺て小さいカップ麺を食べた記憶があってお湯入れてくれるの。今考えたらさ、30円の売り上げでお湯まで入れてくれるとかマジで考えられない良心的なサービスだよね。で、3分後に必要な箸は5円だった。5円払えないやつは割り箸を半分くれるんだ。一本で器用に食べるか半分に折って短いの我慢して食べるかの2択。この時におっさんに5円無いけど箸をねだるとめっちゃ怒られんの。いや、今ならわかるわ。30円の売り上げのわずかな利益の中から熱湯入れて半分だけど箸までくれたら赤字なんじゃない？そんな時に文句言ってくるガキいたらマジでシメてやろうかと思う。当時、怖いおっさんにシメられなかったから、実は優しいおっさんだったのかもしれない。

先日、ストーブの処分が２件あった。

急な引っ越しで煙突式ストーブと90リットルの灯油タンクを処分して欲しいって話と、ポータブルストーブを処分する話。

前者の話は室蘭に引っ越してきた時にストーブは用意してあって、取付だけを依頼してもらって、数年経った最近引っ越しするんで撤去と処分をお願いという話。今使えてるんならリサイクルショップなんかで引き取りに来て貰えば、ある程度お金かからないで取外してくれると思うよって話した。ただ、引っ越しまで日にち無くて急ぎでやって欲しいから有料でも良いからってことで依頼を受けました。そこまで言われたら有料なのは変わらないが、想定していた金額よりは安くしてあげようって思うよね。

後者の話は遠方からポータブルストーブを車に積んできて火がつかないから診て欲しいって話。ポータブルストーブの芯を交換しないと治らないんで、税込で9000円くらいかかる説明したらやって欲しいっていわれて、でも運転免許証を返納するから3日後までに終わらせて欲しいと。ただ部品が間に合わなくて、ちょっと型式見たらもう7年くらい使ってたから年数的には新しいストーブと交換しても良い時期だよって言ったら納得してくれた。量販店なら12000円くらいで同じ後継機種購入できるから、免許のあるウチに買っておいでって帰した。

置き台に灯油こぼれてる 車で運ぶ時は灯油を抜いておくといいよ。

車にちょっと灯油がこぼれてて、また持って帰る途中で灯油漏れたらと思って、今回は無料で処分してあげることにした。

これね、どちらの人も最初からうちを頼ってくれて、ここでダメならヨソでって考えてない感じだったので、引越しの人は作業が入るから全く無料って訳にはいかんので少し安くさせてもらった。もうひと方は、もうウチには来れないだろうけど（引っ越した人ももう来れないか）、うまく説明できないんだけど、免許を返納する老夫婦に移動で灯油が漏れてきた処分するの決まったストーブを持って帰らせるのは俺の感覚でダメだった。

基本的に人が動けばお金はかかるし店舗あれば、車両があれば、それぞれ維持するのにお金はかかるし、そういう費用だって乗っかって請求行くのは当たり前なんだよね。だからね、基本的に処分費用は1年しか使ってなくたって、撤去して処分してって話だと絶対的にお金はかかります。ただ、なんでも正規に料金をもらってばっかりでもないんだよ。特にいつも、のぞえ商事しか頼まない人とかは絶対的に依怙贔屓するに決まってるよね。駄菓子屋の怖いおっさんが30円の売り上げに利益もないだろうにお湯を入れてくれて、半分の箸をくれたようにお金にならんくてもやる時はあるんだよね。

でもこういう判断は俺がすること多いんで、なるべく自分で値段決めたり集金しないようにしてる笑